整形外科への配属が決まった時、最低限知っておくと会話についていける略語をまとめてみました。たくさんの医学用語、略語がある中で徐々に覚えればいいもの、初めに知っておきたいものがあります。実習や配属された時にポケットに入れてぜひ持ち歩いてくださいね
整形外科配属になったけど、申し送りが略語すぎてわからない…。
OAに対し全麻でTKAのOPした○○さん。昨日の術後RBC2単位、FFP2単位してます。術後Hb(ハーベー)9.4。今のバイタルは……。。。
こんな感じで申し送りは略語が使われることが多いです
今回のテーマは「整形外科に配属になった時知っておきたい用語集」です。
医療用語、特に略語はたくさん。
今回の記事はこんな方に役立ちます
- 整形外科配属になった
- 整形の患者さんに関わる
- 整形の略語がわからない
- 整形クリニックに就職・転職した
特に「初めて整形外科の看護を行う」新人看護師さん!整形病棟に移動になった看護師さん必見です
実際に整形外科に配属になって、申し送りや情報収集をしていると用語や略語がわからないと
申し送りの内容がわからず、「???」となってしまうことも。
持ち歩けるメモがあればこっそり調べることもできるにゃ!!
実際に整形外科病棟に配属になった時、自分自身が困ったのでその経験をもとに書いています。
参考になれば嬉しいですし、勉強の効率化ができればもっと嬉しいです(๑>◡<๑)
- 看護師10年以上
- 整形外科・婦人科・内科一般・腫瘍内科・乳腺外科・脳外科など色んな混合科で看護経験あり
- 現在整形外科、内科の混合病棟で勤務中
結論!!時間のない方はこのメモだけでも保存を!!
今回の用語集・略語集の中から厳選しました
<最低限知っておきたい略語集>
整形外科は骨と関節、筋肉の看護
整形外科の基本は手術、リハビリ!
整形外科の看護といえば、骨や関節、筋肉の疾患の看護
病棟で関わる疾患は多いもの、少ないものがあります。
その中でも「よく関わる疾患」ほどよく略語が用いられます。
忙しい医療現場。
舌を噛みそうな長い正式名称を言うよりも略語を使用する方が楽だからです。
呪文のような手術名やカミカミの申し送りを避けて略語を使うと「できるナース」に見えるはず??
骨粗鬆症とかね。
コツショショウショ……となってしまう
用語・略語どちらに分類するか悩むものもあったので、分類わけは参考程度にしていただければと思います。
整形看護でよく聞く用語
星の数ほど覚える用語があるので
その中でも特によく使うものを選んでみました。
全ての用語を記載すると分厚い辞典が出来上がります。
自分で必要な語句を足したり、不要な語句を消したりして使いやすくするにゃ
覚えておきたい疾患・症状に関する用語集
疾患や症状に関する用語は最初に覚えると役に立ちます
- 脊椎損傷:脊椎に外力が加わることによる脊椎の骨折や脱臼
- 椎体圧迫骨折(脊椎圧迫骨折):脊椎に屈曲圧迫力が掛かることによる椎骨の骨折
- 脊髄損傷;脊髄の損傷、運動麻痺・感覚麻痺があり全身管理が必要
- 椎間板ヘルニア:椎間板の髄角が突出し神経番や脊髄を圧迫する疾患
- 神経麻痺:神経が外傷や圧迫により傷害される状態。正中神経、尺骨神経、腓骨神経、橈骨神経、坐骨神経に起こることが多い
- 挫滅症候群(クラッシュシンドローム):重量物により長時間圧迫、その圧迫が解除されたときにショックに至る
- 骨腫瘍:骨の腫瘍。疼痛・腫脹・病的骨折が主な症状
- 関節リウマチ:多発関節炎をきたす炎症性自己免疫疾患
- 変形性関節症:関節軟骨の変形、摩擦。それに続く骨の増殖性変化により疼痛、可動域制限が起こる。膝、股関節に多い。
- 骨粗鬆症:骨強度の低下により骨が脆く骨折しやすい疾患
- 脱臼:関節を構成する骨の関節面が正常な位置関係から逸脱し、完全に接触を失った状態
- 骨折:骨が折れること。橈骨、骨盤、大腿骨頭部、転子部、踵が特に多い
疾患とその特徴、症状を覚えると観察項目や異常がわかってきます。
細かな症状や病態は今回は省略したからまた一緒に勉強するにゃ!
体の可動域に関する用語集
体の可動域は整形外科に必須の知識です。
図の言葉はカルテに得意よく出てきます。
- 回旋:回す動作のこと
- 外旋:体の外側にひねる動作。股関節など
- 内旋:体の内側にひねる動作
- 外転:四肢を体正中線より遠ざける動作
- 内転:四肢を体正中線より近づける動作
- 掌屈:手首・足首の運動で掌側・足底に曲げること
- 良肢位:関節拘縮をきたし、その位置で動かなくなっても最も支障が少ない手足の位置。
- 拘縮:関節を動かさなくなり、可動域が狭まった状態
- 尖足:足底が内側を向いて伸びた状態
- 跛行:片足をひきづるように歩くこと
- 伸展;関節を伸ばすこと
- 屈曲;関節を曲げること
- 後屈;体を後ろに曲げること
- 背屈;手首・足首の運動で手背・足背側に曲げること
- C 1-C5:頚椎
- T 1-T12:胸椎
- L 1-L5:腰椎
整形ではカルテに「どこまで動くか」を書くことが多いので、可動域を表す言葉は覚えておく必要があります
特に脊椎の支配領域は圧迫骨折や脊髄損傷でどこの障害かで症状が変わるのでとても大切です
疾患に関する略語
疾患に関する略語を集めました
特にOA、RA、圧迫はよく病棟で聞きます
手術に関する略語
今回のメイン!?
手術の略語を覚えるだけで、手術内容・観察項目がわかりやすい
各病院で多い手術と経過を把握しておきましょう
知ってたら便利な略語集
VASやMMTなどの評価方法は患者さんの状態把握に必須スケール。
用語・略語を覚えるメリット
看護師は長いキャリアの中でいろんな場所で働きますよね。
中には唐突に「今までと違う場所に異動」なんてのも当然あります。
看護の基本は同じでも、疾患によって必要な看護は違います。
ずっと同じ病棟で働くわけではないから、病棟が変われば看護も変わる。
病棟が変われば自分自身の看護もその特性に合わせて変えていく必要があります
スキルアップすることは将来の自分の財産
整形看護は患者さんから元気をもらえる場所
手術して良くなっていく患者さんが多いので元気をもらえます
整形病棟で働き始めた時、患者さんの把握だけでなく疾患の勉強・治療の勉強などすることがたくさん。
せっかく整形外科に配属になったのだから「整形看護」をしっかり習得したいですよね
一つ勉強すればまた一つ
患者さんの看護に根拠が持てるよ
これだけは今日覚えておきましょう
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