中途採用の面接はどんなことを聞かれるの？ー病棟から訪問看護へ転職の対策ー

転職活動をしていると面接は必ずありますよね。

面接が得意な人より苦手な人の方が多いかもしれません。

何を聞かれるかドキドキする面接。

事前に聞かれる内容がわかっていれば完璧な回答を用意できるのに！！と思うことありませんか？

この記事がこんな悩みを解決するヒントになるかもしれません

中堅と呼ばれる5年目〜10年目の時に、訪問看護の面接を受けました。

その経験から中堅だから聞かれたこと、訪問看護独自の質問内容を中心にまとめた記事になります。

採用面接の目的は

①事業所の求めることを知る　②自身の勤務可能な条件をすり合わせする　

自分の働きたい条件を伝えましょう

面接で聞かれるのは今までのキャリアと看護観

訪問看護アクションプラン2025 で最新の動向をチェック

病院から地域へ、在宅へという動きが活発になっていますが現在地域で働く看護師は５％未満。

訪問看護ステーションの経営母体は「医療法人・企業・個人」など。

小さな事業所から企業が運営している訪問看護ステーションや

▲▲グループのように、『病院、グループホーム、訪問看護』などが同じ経営母体のものもあります

事業所が求める人材は「事業所のカラーや利用者に合いそうな人」

少ない人数であればあるほど、管理者さんとの相性が働きやすさに関わってきます

病棟から訪問看護へ転職時に聞かれた内容

在宅では利用者様、利用者の方で統一

その１　なぜ訪問看護をしようと思ったの？

どんな事業所でも必ず聞かれます。

地域看護、在宅看護に興味があって志望したなども理由になります。

訪問看護事業所ごとに特徴があります。

小児看護、がん看護、難病、精神科看護などの利用者が多い事業所もあります

事業所の特徴を把握してその事業所を希望する理由を伝えましょう♫

その２　今までの実務経験と看護技術の確認

病院で働いていると整形外科や内科、脳外科など科ごとで病棟が区切られていることが多いですよね。

その中であまり経験のない疾患があると思います。

経験はこれから経験していくもの。今までの看護、できる看護技術を伝えます

病棟での今までの経験は必ずあなたの力になっています

その３　オンコールはできますか？

訪問看護にはオンコール制度があります。

夜間、休日に利用者からの電話対応当番ですが必要に応じて訪問する必要があります。

オンコールなしでの常勤採用や週４常勤などいろんな働き方ができる事業所が増えています。

オンコール回数やオンコールで出勤した翌日の勤務は事業所によります

就職の面接は採用者と求職者の条件をすり合わせる場です

面接を受け、採用されても自分の希望する条件と合わなければ内定を辞退することも求職者の権利です

その４　車やバイクの運転はできますか？

自宅から事業所までの通勤手段、訪問範囲への通勤手段が問われます。

車やバイクの方が広範囲に訪問できますが、免許や車がなくても電動自転車で訪問できるところが多いです

訪問範囲は事業所から電動自転車で15分〜20分の場所が多かったです。

直行直帰：事業所へは寄らず利用者宅へ直接行き、直接自宅へ帰ること。

自宅と訪問先の位置によっては直行直帰する事業所もあります。

コロナで事業所へ寄らず、直行直帰での訪問やタブレットでの訪問記録の入力が増えました

その５　病棟と違うことも多いけれど大丈夫？

病棟から訪問看護への転職で聞かれる質問の代表かもしれません。

質問の意図は２つ

1. 病棟とのギャップですぐに退職しないか
2. 臨機応変に対応できるか

在宅という利用者さんの生活の場へ訪問する訪問看護。

「疾患を持ちながら地域で生活する利用者さん」なので、求められるのは利用者さんの生活に合わせた看護

こんなことも聞かれるかも

訪問看護師に抱いているイメージと実際の仕事内容について、ギャップを埋めるためのよくあるトラブルについて質問されることがあります

病院と比べてすぐに医師の指示がもらえない、夜勤がない分給料が下がりますが大丈夫ですかなど確認されることもあります

中堅看護師だから聞かれる内容

その１　今後のキャリア・ライフプランはどう考えている？

結婚や出産などのライフイベントが起こりやすい中堅看護師。

自分の状況を伝えながら、長く働きたいことを伝えていきます

訪問看護は子育てをしながら働いているスタッフが多く、訪問時間も決まっているため病棟よりも働きやすいという方も多いです

その２　前職の退職理由は？

利用者やケアマネージャーとの信頼関係を作るのはとても大変。

１人の退職が事業所へ与える影響は大きいです。

前職の退職理由はポジティブな言い換えを行うことと、志望動機につながる内容にしましょう♫

訪問看護の求人は転職サイトを使用するべき？

転職サイトを使うことがデメリットになる場合もある

転職をする際転職サイトを使うことが多いですが、訪問看護への転職を考えている方はちょっと一歩待ってほしいです。

なぜなら訪問看護ステーションは従業員が5人以下の小さなステーションも多く、経営が厳しいこともあります。

転職サイトを使っての転職で、あなたが採用されたら謝礼として転職サイトへ事業所からお金が必要となります

もし、自宅の近くで訪問看護師テーションを探すのであれば、自分でもホームページを見ることが大切です

実際に「直接応募してくれたら採用した」と言われた友達もいました

転職サイトを上手に利用しよう

複数登録するといろんな求人から選べます。

転職活動は数カ所並行して行ってもいいので、上手に転職サイトのノウハウを利用しましょう

おすすめの転職サイトはこの三つ。

面接の傾向と対策のまとめ

人生で転職活動をする機会はそんなに多くないです。

後悔しないよう、納得のいく転職活動をしてくださいね。