看護師10年の看護師が看護師を続けている理由と今までの職場を辞めた理由

看護学生の時からいつも思っているのが「この仕事をいつまで続けよう」ということです

3年目、5年目、ライフスタイルが変わった時看護師を辞めようと思うきっかけはありました。

それでも看護師を続けているのには理由があります

もし辞めようかなと悩んでいる方がいれば私の経験が参考になればと思います

詳しい病院名は出せませんし、あくまで個人の感想です　

１つ目の職場　　４００床の地域密着型の急性期病院

一つ目の職場は全く今後のことも考えていませんでした。

実習で特に印象に残った終末期実習の経験から「がん看護」を勉強したいと思い選びました

病院の特徴

という病院でした。

教育体制はしっかりしていて、長期で勤めている方も多くどの年代も揃っていました

平均勤続年数の長さは職場選びの基準になります

志望動機

看護師の基礎となる始めの病院。

付属の看護学校だったのでグループ病院の中で選ぶことにしました

自分のしたい看護が決まっていなくてもいろんなことを学べると思ったのが選んだ理由です

退職理由

救命の後方病棟、内科、乳腺外科、OP以外の脳外科・消化器内科、誤嚥性肺炎や尿路感染などの様々な疾患を経験しました

緩和ケア病棟での患者さんと家族の苦痛を緩和する方法。他職種連携で見えるチームの力

病院への不満はほとんどないけれど色んな科の混合病棟の広く浅い知識

漫然と「このままここで働いていいのかな」と思い転職

ということで一つ目の職場を退職した豆大福餅は転職サイトを使用し面接・見学をしましたが

結局その病院には行かず選んだのは二つ目の職場でした

２つ目の職場　６００床の超急性期病院

病院の特徴

続いて選んだのはグループ病院である６００床の三次救急も受け入れている急性期病院

看護学校時代の実習先です

看護学校時代の同期もいて心強い反面、教育環境と専門性による知識の差を感じましたがひたすら勉強

実習も入ってからも厳しかったですが患者さんの命も人生も預かっているので厳しいのは当然

自分に知識や技術がなくて患者さんの異変に気づけないのはとてもとても怖いことですよね

新人教育にも力を入れているのでここでの新人教育のカリキュラムは勉強になりました

退職理由

日勤の受け持ちが入院１件、OP１件、化学療法２件、OP後２件＋看護学生フォローなんて日もあり

ここで働いていたらいつかインシデントを起こす

と思い退職を決意

次の職場を探すことになります

３つ目の職場　訪問看護ステーション

病院の寮に住んでいたため同時に引っ越しもする必要があり、この時はまだ色んな働き方ができる派遣看護師という存在を知らず

正職員での看護師求人を希望していました

今考えると疲れた体も心も休める時間を作りながらゆっくり仕事を探せばよかったと後悔しています

慌てて仕事を探すといいことはありません。自分の将来のことなので希望をしっかり考えてたくさん面接して選びましょう

職場の特徴

転職サイトの担当者のすすめもあり面接。

管理者さんと面接し利用者さんへの熱い思いと理想のもと看護したいと伝わり

未経験者OKとのことで転職を決めました

月の訪問件数やオンコール、職場の人数などちゃんと調べていませんでした

訪看転職を考えている人はオンコールに対応する人数、月の訪問件数は必ず確認が必要

退職理由

結果的には１ヶ月半で辞めるのですが、今でも辞めてよかったと思います。

精神的に追い詰められ職場に行くのも怖く、道路に飛び出そうとしたことも。

看護師向いていない、もう辞めたい、死んで楽になりたいと自分を責めて追い詰めました

何をしても、自分が悪くなくても自分が悪いと思ってしまうんですよね

一番の退職理由はキャパを明らかに超えた仕事量と管理者さんとの性格の不一致でした

こればかりは入ってみないとわかりませんよね

訪問看護の仕事自体は楽しく、利用者さんやケアマネージャーさんや家族との関係も悪くなかった（と思う）ので

できれば続けたかったです

ただ辞める前は自分が生きて、仕事をこなすのに精一杯でした。

この時の経験は「人に教えるダメな方法」と「効率よく仕事をこなす方法」を教えてくれ、パソコンスキルや対人スキルのレベルアップにつながったと思っています

何よりストレスの対処法と労働基準法、失業保険などの知識を得ました

結果オーライですね٩( ‘ω’ )و

職場３.５　　人生を変えた看護師派遣

３つ目の職場と４つ目の職場のつなぎとしているので職場３.５としますね。

退職直前には雇用形態を正職員からパートへ変更していたので、合間に単発の派遣を探して仕事をしていました。

収入は必要でしたが、フルタイムで働く自信も看護師として働く自信もありませんでした。

でも、転職アドバイザーと話し「そんな職場で1年半耐えたならどこでも働けます！！」と言ってもらえました。

看護業務の少ない職場から働き、自分の看護がダメじゃない。自分はダメな人間じゃないと実感

派遣と並行して次の転職先を探しました

４つ目の職場　　２００床の２次救急受け入れ病院

そこが現在も働いている職場です

病院の特徴

忙しい時とそうでない時の差が激しい病院です。

病棟の看護師として働いていますが、いつかは訪問看護をしてみたいと思っています。

認知症看護や退院支援の勉強をしながら日々楽しく仕事をしています。

その職場の併設の訪問看護ステーションに実習に行った時５件/日くらいでゆとりを持って仕事をしていて

職場によって全然違うんだなと思いました

看護師は国家資格。場所が変わってもどこでも働ける、自分の働き方を選べる職業

自分の経験は未来の自分を助ける財産

何度も転職し、色んな経験を広く浅く積んだ看護師ですがどれも今の職場に役立っています。

たくさんの患者さんや家族との出会い、経験があって今の私があります。

仕事は大変だけどやっぱり看護師の仕事はやりがいがある魅力的な仕事

その魅力的な仕事を魅力的だと思うには環境や人間関係は大切だと感じています。

失敗したことも人間関係にうまく行かなくても、それを超えて今があると思います。

自分の経験＝財産

この記事を読んでいる人が「看護師向いていない」「自分が全て悪い」と思っているなら

そんなことはありません。

私の経験のように自分ではどうにもならない職場や人間関係は存在するからです

あなたに合う職場は絶対にあります！

仕事を好きになれば人生はもっと楽しい

仕事嫌だなと思うより、疲れたし大変だけど楽しいなと思って働く人が増えてほしい

そう願っています。

自分では情報収集できない転職先を知るのに転職サイトを利用するのも、頑張って自分で探すのもどちらがいいとは言えません。

両方使ってそのメリットもデメリットも知っているから。

ただ、落ち込んで辞めようかなと思った時に転職サイトから仕事の求人がくると

今の仕事を辞めても自分を求めてくれる職場がある

と安心できる材料になっているのも本音です

ここにまとめてます